明日香村

事務局の三浦です。

明けましておめでとうございます。今年は気温も高く、雨にもならずに良いお正月ではなかったでしょうか。
 私はと言えば、自宅近くの宝積寺と八幡宮へのお参りでここ数年代り映えしません。
いつもながら季節はずれのブログですが、昨年十月の日曜日に明日香村の飛鳥座神社、飛鳥寺、石舞台を散策してきました。
 親戚が来たこともあり、四人で車を飛ばしました。十月とはいえ九月ころのぽかぽか陽気で絶好の条件でした。また観光地化されつつあるとはいえまだまだ京都の観光地と比べて長閑な田園風景も楽しむことが出来ました。(前任の方も行かれたようです。)

 飛鳥座神社は民俗学者、折口信夫との関係がよく持ち出されます。その祖父が、81代宮司の養子となった上で折口家に入っています。その後交流は途絶えていた所、明治33(1900)年一人で初めて飛鳥座神社に参詣し、同37年には祖母つた・叔母えいと共に参詣し旧交を復しました。大正17(1928)年に慶應義塾の文学部教授になったあともよく学生と飛鳥を旅していたとの事です。
当神社は村社であり鳥居、神楽殿、井戸、むすびの神石がある程度で、さほど境内も広くなく、ほとんど参拝者(観光客?)もいない静かな中ゆっくり散策できました。ゆったりとした時間の流れは京都とは一味違った感覚となります。また写真のように十月桜も花を咲かせていました。

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飛鳥寺は蘇我氏の氏寺として6世紀末から7世紀初頭にかけて造営されたもので、明日香村豊浦の豊浦寺と並び日本最古の本格的仏教寺院ということです。
伽藍は、塔(五重塔)を中心とし、その北に中金堂、塔の東西に東金堂・西金堂が建ち、1塔3金堂式伽藍で、これらの1塔3金堂を回廊が囲み回廊の南正面に中門があったそうです。今では復元図からしか判りませんがその壮大な規模を想像するのも夢を追うひとつの楽しみです。
 飛鳥寺大仏の完成は、『日本書紀』によれば606年、『元興寺縁起』によれば609年ですが、後者の609年完成説が定説らしいです。いずれにせよ日本最古となります。東大寺の大仏が部分的に何度も作り直されていて、建立当初のものはほとんど残っていないのに比べ、こちらは補修とされる部分もあるにせよ大部分が造立当初のものである可能性が高いという調査結果もあります。
 面白いのは大仏の表情で、顔が真正面でなく少し右を見ており、右半分が柔和な顔立ちで、それに比べて左半分は厳しい顔立ちとなっています(ガイドさんの説明がないと見過ごしてしまう所です・・・でも指摘されても、どうでしょう。そう言われるとそんな気もする程度ですかね)。写真を載せておきますので見ておいて下さい。

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